図説 日本妖怪大全 水木しげる

毎日暑いですね。今日から夏の高校野球が始まりましたね。毎年色んなドラマがありますが、今年はどこが優勝するのか楽しみです。もう一つ夏の風物詩といえば、怪談。もちろん上ったり下りたりする方ではなく、怖い話の方です。水木しげるさんといえば、「ゲゲゲの鬼太郎」や朝ドラの「ゲゲゲの女房」でドラマ化されたことで有名です。どちらもみてました。水木さんが描く妖怪は、どこかユーモラスで愛嬌がありますね。「日本妖怪大全」は、子どもも大人も楽しく読めます。子どもの頃、あらゆる図鑑を見るのが好きだったので、少し童心に帰れました。いわゆるキャラクター図鑑みたいで、ポケモン妖怪ウォッチの原点なのではないかと思います。小学生の頃か、ビックリマンチョコのおまけのシールを集めるのが、流行っていたのを思い出しました。図鑑には、子どものロマンがつまっているのですね。妖怪は、確かに雪女みたいな怖い妖怪もいれば、小豆洗いやたんころりんみたいに怖くない妖怪もいます。こなきじじいや砂かけババアもいらっしゃいました。普通に読み物として読んでいると、ルーツは、昔話で、民俗学シャーマニズムに通じるところがあり、伝承されて今に語り継がれる民話の要素が大きいです。不気味な中にも、人間の業や悲しみ苦しみにも繋がるところもあり、考えさせられる部分もあります。随所に水木さんの戦争体験の話もあり、創作活動のルーツになっているのかもしれないと感じました。羊羮はようかんで食べましょう。