ゆるい生活 群 ようこ 著

体の不調を漢方薬で治す。興味があったので読んでみた。とても読みやすくて面白くて勉強になる。漢方薬っていろいろあって、漢字は比較的読める方だと自負しているけれど、読むのが難しい漢字ばっかりです。「人参湯」くらいしか浸透していない。昔、アトピーの治療で「消風散」という苦い漢方薬を服用していたことを思い出しました。漢方薬はケミカルな西洋医療に基付いた薬とちがい、即効性がないので、正直、効いてるのかどうかはわからなかった。風邪には、「葛根湯」がいいというのも効いたことがある。体質改善というか、体の些細な変化に敏感に反応するのは、いささか面倒な気はする。ジャンクフードを食べたり、暴飲暴食を自然としなくなるなったりするのは健康的だと思います。著者が通院している漢方医の先生が、「漢方薬の治療は、人間が最期に普通に生活しているなかで、苦しまずにポックリ逝ける」ように体を労るための医療という言葉が印象に残っています。それは、私も理想とする死にかたで、最期まで、誰の世話にもならずに、自分でトイレに行き、お風呂に入り、身のまわりのことは亡くなる当日まで自分でやれたらいいなと思います。40代は、マラソンでいう人生の折り返し地点。健康については思うところあり。時々は、ハンバーガーやポテチが食べたくなる。ケンタッキーフライドチキンも食べたい。そんなジャンクフードの誘惑と仲良くしながら、健康管理して行こうと思います。